安価なハイブリッドANC　OneOdio SuperEQ S1　ノイキャン体験

2021年8月13日2021年9月19日

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OneOdio SuperEQ S1

有線接続の可能なBluetoothヘッドホン
最大の特徴はこの価格帯でハイブリッドANC搭載
外部音取り込みモード

ノイズキャンセリングとか
値段的に縁のないと思っていたので気にしていなかったが、
実際、
AirPodsみたいなイヤホンでノイキャンってどういうこと？って思い調べてみた。

ノイズキャンセリング

ノイズキャンセリングにも種類があるそうで、
大きく分けて2種類

• PNC(パッシブ・ノイズキャンセリング)
• ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)

物理的に外音が入ってこないようにするのがパッシブ
デジタル処理で外音を打ち消してしまうのがアクティブ

直訳だと、
passive：受動的な、受け身の、活動的でない
active：能動的な、積極的な、活発な

ギターのピックアップだと
パッシブ：電池がいらない　ハイインピーダンス　ザ・エレキギターの音
アクティブ：電池がいる　ローインピーダンス　ノイズに強い

ANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)

外部の音の音波と真逆の音波
逆位相の音波を元の音波にぶつけることで音を消してしまう。

例えば外部の音が+5なら、
-5をぶつけることで0にしてしまうような？
5－5＝0的な？

ANCにも種類があるそうで、以下の3種類

• 外部の音を取り込むマイクが外向きについたフィードフォワード型
• 外部の音を取り込むマイクが内向きについたフィードバック型
• その両方がついたハイブリッド型

SuperEQ S1はハイブリッド型

ハイブリッド型の特徴は
マイクの数だけ性能がよいのが長所で、
マイクの数だけ価格が高くなるのが短所じゃ。

参考URL：https://www2.razer.com/jp-jp/technology/hybrid-anc-active-noise-cancelling

外装外観

付属品

なんか見慣れないアダプターがあるのでなんじゃろ？って思ったら、
飛行機で使うらしい。

なんか、この辺の発想は中華メーカーって感じじゃな。

スペック

インターフェース

全体的にまとまっているが、
ボタン部分は、
カチカチ押しまくるとすぐに壊れてしまいそうでちょっと不安

操作方法

「・」と「〇」と「・・」の三つ並んだボタンで操作

「〇」を
2秒長押しで電源オン
3秒長押しで電源オフ
5秒長押しでBluetoothのペアリングモード
ポチっと押すと再生/停止

「・・」をポチっと押すと音量があがる。
2秒以上長押しで次の曲へ

「・」をポチっと押すと音量がさがる。
2秒以上長押しで前の曲へ

「ANCボタン」をポチっと押すたびに、
ノイズキャンセリングオンと外部音取り込みモードが切り替わる

「ANCボタン」を2秒長押しでノイズキャンセリングオフ

充電はmicroUSB・・・
やっぱコストカットできるんでしょうね、microUSB

有線で利用する気は無いので
3.5mmジャックは試していない。

ハイブリッドANC

不思議な感覚じゃ
確かに雑音が消える。

もともと密閉型のヘッドホンなので遮音性は高い
そこにANCをオンにすると、
ブンブン回っている扇風機やガンガン動いているエアコンの音が
スッと消える。おもろ！

外部音取り込みモードにすると
扇風機やエアコンの音がまた聞こえ出す。

じゃあ、外部音取り込みモードとANCオフの違いは？

一番外部の音が聞こえるのは
外部音取り込みモード

次に外部音が聞こえるのは
ANCオフ

一番外部の音が聞こえないのは
ANCオン

ただし、外部音取り込みモードは、
サーってノイズがはしっている

ノイズキャンセリング自体の感想は、
静かな状態でノイキャンオン！スゲー！！ってなっても、
動画も音楽もある程度の音量で聞くので、
あんまり関係ない。

たぶん、
FPSなどの対人ゲームをする人には便利な機能なんじゃろうけど、
動画や音楽でしか利用しないじじぃには宝の持ち腐れじゃな。

集中して観たり聴いたりしているときとか、
扇風機の雑音程度、気になったことないしね。

聴き比べてみた

はじめに言っておきたいのは、
じじぃは何万円もするヘッドホンを所有したことも無ければ、
触ったことも無い。

今あるヘッドホンも、
2000円以下で買える安価なものじゃ。

「ソニー SONY ヘッドホン MDR-ZX110 : 密閉型 折りたたみ式 ブラック MDR-ZX110 B」

音の違いとかよくわからんじじぃが、
安価なヘッドホン二つをがんばって聞き比べてみただけなので、
あんま、参考にならない。

YouTubeでやたらおすすめされて、
こんまけして見たらドハマりした
「NEMOPHILA / DISSENSION」と「NINGEN ISU / Heartless Scat」を
SONY MDR-ZX110とOneOdio SuperEQ S1で聞き比べてみる。

OneOdio SuperEQ S1

まず、装着したときに感じたのは、
側圧強っ
これは2時間の映画を一本観るのはもたないかもって思った。

音量がMAXになっていたので注意
でも、「えっ？これがMAX？」って思った。
じじぃの感覚では
音量MAXなんてとても再生できないと思っていたが、
別のヘッドホンでも音量MAXで再生できてしまったので、
音源やPC側の出力の問題かもしれない。

かんじんの音は
低音がよく効いている・・・けどちょっとこもった感じ
なんだろ？カナル型イヤホンの低音っぽい感じ

カナル型は耳穴を完全にふさぐし、
SuperEQ S1も強めの側圧ですっぽり耳を覆い隠してしまうので、
原理的には同じなんじゃろうな。知らんけど。

低音はバツグンに効いているので、
ミュートをきかしたザックザックしたフレーズは最高に気持ちよい
しかしそれ以外だと
何やってるのかわからない部分がある。

なんての？リンカクがないっての？
音の粒が分かりにくい
あれだな、ベースがある程度低い音域で演奏してると顕著じゃな。

意外だったのは、
ハイハットやライド、チャイナなどのシンバルがちゃんと鳴ってる。
これ系のこもった低音だと高音が埋もれてしまうと思っていたが、
ちゃんと聴き取れる。

たぶん、音のリンカクがないのって、
こもっているせいだと思うので、
そこをイコライザーで解決できるなら100点じゃな。

とにかく低音大好き、
重低音でドーンドーン、心臓に響くのがたまらん人向け

SONY MDR-ZX110

音、軽っ、
SuperEQ S1より低音が抑えられ、
高音が目立ったのでそう感じた。

低音が弱い分、迫力が感じられないが、
曲の1/3も聞くと慣れてきて、
これはこれでいい感じに聞こえてくる。

これも意外だったのは、
SuperEQ S1より高音が埋もれている。

ぱっと聴き比べた感じ、
全体的に音が高いと感じたので
中高音域がよく聴けると思い込んでいたが、
まさかの結果だった。

中音域が得意なタイプだったんですね
歌もの、メロディーを楽しみたい。
それ以外興味ないって人向けです。

最後に

よく、
高価なヘッドホンをレビューしているYouTuberさんとかが、
高価なヘッドホンと安価なヘッドホンを比較して、
聴くに堪えない、
金払ってゴミを買ったとかってレビューを見かける。

高価なヘッドホンを所有したことのないじじぃには何も言えないが、
どれだけ聴き鍛えれば、
そこまでの耳をもてるんじゃろうって思う。

そういうのって、
意識して聴かないと絶対に鍛えられないじゃろ？

たしかに、
ヘッドホンを付け替えた時ははっきり違いはわかるんじゃけど、
一曲聞き終わるまでには慣れてしまって、
正直、
これじゃなきゃ的なものは、じじぃにはない。